アフリカの蹄
- 作者: 帚木蓬生
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1997/07/14
- メディア: 文庫
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スラムでの診療をしていた日本人留学生は、天然痘の流行、差別、極右団体との闘争に巻き込まれる。
●アパルトヘイトが行われていた南アフリカの状況が少しイメージできた。
●白人でもなく黒人でもない日本人である主人公が、一個人としてスラムの医師や恋人、患者との交流を通して最終的には共に命がけで差別に立ち向かう姿が印象的だった。個人との向き合いを通したからこそ巨大な課題に取り組むことができたのではないか。